淡路市様

電子申告による「確実なデータ」を前提に
さらなる業務効率化を目指す。

淡路島には3つの市があるが税務署は島内に1か所のみで、「淡路市」では申告会場を5か所に分散して設置している。『電子申告の達人』は平成30年の申告分から利用を開始。当初、本庁での受付分のみでテスト的に運用をスタートさせたが、現在はほぼすべての申告を『電子申告の達人』で対応。毎年4,000件超の所得税申告に対応している。
お客様名 兵庫県 淡路市
所在地 兵庫県淡路市生穂新島8番地
市政施行 2005年
人口 42,460人(令和4年12月1日現在)
市の概要 淡路島北部5町(津名、淡路、北淡路、一宮、東浦)が合併して誕生しました。北に明石海峡、東に大阪湾、西に播磨灘を臨む美しい海岸線と自然環境に恵まれた市です。農業では繁殖和牛の飼育など農畜産業が盛んに行われ、漁業では四季折々の新鮮な魚、海苔やワカメの養殖等が行われています。
明石海峡大橋
●自然の豊かさに溢れた淡路島
自然豊かで「はじまりの島」「食材の宝庫」とも称される淡路島。世界最大級の吊橋・明石海峡大橋で神戸市とつながり、都市へのアクセスの良さが人気です。多くの市民が橋を渡って通勤・通学しています。一方で、広い空と海を臨みながらゆったりとした時間を過ごすこともできます。都会の風と両方を感じられることが、わがまちの自慢の一つ。名産は、カーネーション、びわ、淡路牛、鯛、タコ等です。
絵島

絵島

淡路牛

淡路牛

鯛

導入による効果
運用状況について
申告件数の多さに対応する職員と『電子申告の達人』
「淡路市の申告会場は、山を挟んで西側と東側に分かれる地形的な状況もあって、本庁と支所を合わせて5か所開設しています。かつて統合する案もあったのですが、住民に近い場所で申告を受け付ける“地元密着の姿勢”もあって、電子申告導入後も会場は分散しています」とお話しいただくのは税務課の神野氏。税務課の前は福祉部に所属していたというが、「出戻りです。平成17年に淡路市に合併する前の旧町から税務課に務めていました」という、いわゆる“紙での申告”を経験した世代である。
淡路市では、1月から6月までの課税時期に、税務課の6名で申告相談業務に当たっている。令和3年分の国税所得税申告数は4,148件。うち電子申告が3,988件、書面申告は160件である。
「会場は分散していて税務課職員の数も少ないため、他の課から応援していただいて対応しています」(神野氏)。
税務課だけではとても対応しれきれないため、他部署に協力を要請し、税務の経験者や新任の職員などの人員を確保しているという。総勢80名ほどの職員が申告会場でデータ入力などの作業にあたる。
会場で作成された申告データは本所のサーバに集まるが、『電子申告の達人』を使って税務署に電子送信するのは税務課内の限られた職員が担当する。
「2、3日分をまとめて送信していましたが、時間がかかってしまうので、今は毎日送信しています。それでも1~2時間はかかってしまい、時間短縮の効果は限定的です。しかし印刷に使用する紙やトナーは大幅に削減されたし、ある特定の業務が不要になったこともあり、業務全体で見れば導入しない理由はないと思います」(神野氏)。
総務部 税務課 主幹 神野 篤史 氏
総務部 税務課 主幹
神野 篤史 氏
導入の経緯、当時の状況
スモールスタートで運用開始、今はほぼ100%電子化
淡路市では平成30年分から『電子申告の達人』を利用しているが、導入の経緯についてこう話す。
「税務署が主催する、県下の自治体を対象にした電子申告の説明会に参加しました。国税庁やベンダーから、運用についていろいろサポートいただけるという話でした。淡路市ではすでに申告書作成支援システムに『F@INTAX』を利用していたので、自然な流れで『電子申告の達人』を案内されました。導入はとてもスムーズでした」(神野氏)。
電子申告にあたって利用者番号の取得が大変ではないかと感じた。そこで、先行して導入していたある自治体に問い合わせたところ、「お願いすれば、皆さん素直に取得してくれますし、翌年から早く申告が済むことをお伝えすれば問題ないです」という話を聞いたことで不安は払拭された。とはいえ導入には慎重で、当初はテスト的に本庁での受付分だけを電子申告で送信した。令和元年から一気に取り扱い対象を増やした。令和3年分で電子申告の割合はほぼ100%となっている。
運用の流れとメリット
受付簿作成は自動化、正確なデータで確認作業も楽に
淡路市では、5つ会場で申告を受け付けた後、データを本庁で確認し、その日に税務署に送信している。
「申告会場では、電子申告することにより添付省略できる書類が多くなったことはメリットのひとつですね。もうひとつ大きなメリットは、受付簿の作成が短縮できたこと。本庁での作業軽減になっています」(神野氏)。
淡路市ではその日送信した申告データを一覧表(受付簿)にして税務署に提出している。税務署では、その一覧表と受信データを照合し、受け取った内容を確認するという。一覧表の内容は簡易なものだが、税務課の職員が一件一件、表計算ソフトに打ち込んで作成していた。『電子申告の達人』はこれを自動作成するため、入力作業はほぼなくなった。
「他にも、申告が終わってから税務署から最終確認のために申告データが返ってくるのですが、そのデータがかなり正確なんです。数字ミスなど、課税までのエラーチェック作業が大変でしたが、それがだいぶ緩和され、すごく助かってますね」(神野氏)。
手書きの時代には数字の解釈のあいまいさもあったというが、電子化、デジタル化によって確実にそれも減ったという。
今後の展望
「電子化が当たり前」の中での効率化を目指す
『電子申告の達人』の導入から4年が経過したが、人員については未だに不足気味だという。
「確かに業務の大変さは続いていますが、担当レベルの実感として、電子申告によって気持ちに余裕ができて助かっているのは事実です。淡路市は漁業のほか、近年観光も注目されており、所得を申告する方もたくさんいらっしゃいます。そこに対応するにはどうしても人員に頼るほかありません。一般の職員が、臨時的に対応することの大変さはよく分かっているのでできる限り緩和してあげたい。そこは今後に向けた課題ですね」(神野氏)。
納税者をはじめ、市役所や対応する職員それぞれにメリットをもたらす『電子申告の達人』。電子化、デジタル化が一般化しているがゆえに、さらなる業務効率化への期待値は高まっているようだ。
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